インプラントトラブル特集を見て2

 一番知りたかったのは、その後問題の解決が出来たかのかどうかという事なのです。
神経を完全に切断をしてしまったという事ですと、復元は難しいと思いますが、
それは起こしてはいけない事でインプラントに限られものではありません。
歯科だけでなく医科の処置でも同じなのです。
その様な事でなければ大学病院や専門医に相談すれば解決あるいは軽減できるはずです。

実際にこの6~7年は他の医院で行ったインプラントのトラブルの相談は増えています。
おそらく私の仕事の2割くらいにはなっていると思います。
すなわち本来の私の患者さんに向けるべき時間が減少しているという事なのです。
私を含む専門医は皆「誰かがやってあげなければ」という気持ちで治療をしていると思うと同時に
「激安インプラント」なんかに行くからだよと、じくじくたる思いが心にあります。

インプラントはすばらしいものですよ。
それを施術する歯科医を良く選んでください。
インプラントと真剣に向かい合っている歯科医なら説明、カウセリングの時に情熱を感じるはずです。

近所で便利だからとか安いからなどと考えて医院を選んではいけません。
自分の人生にかかわってくるのですから。



インプラントトラブル特集を見て

 2月の末だったと思いますが、
NHKでインプラントのトラブルだけを特集した番組が放映されました。

ご覧になった方もおられると思いますがどの様に感じましたか?

内容はというと知覚が麻痺してしまい感覚がないと
泣きながら訴える女性の様子(もちろん顔や声は変えてあります。)や
痛いですと訴える男性の姿とレントゲンの画像などが放映されていました。

あくまで一般の視聴者の感情に訴える内容だったと感じました。
アナウンサーの言葉も同じような方向性の内容に感じたのは私だけでしょうか。

なにしろトラブルだけを集めて編集した訳ですから。

確かに我々専門医の間でも6〜7年程前から他院で入れてもらったインプラントで
トラブルが起き、その解決の仕事がとても増えています。
若い経験不足の歯科医が安易にインプラントを埋入しマニュアルに書いてない状態に
陥ってギブアップして私たちになんとかしてくださいというのなら良いのですが、
放置の様な状況が続き患者さん本人が自分で探して
私たちの元へたどりつくというのも多いのです。

確かにインプラントという事が看板に書いてあればどこでもいい
という傾向にあった患者さん達への警告という風に解釈すれば良いのでしょうが
あの編集には悪意を感じたのは私だけでしょうか。

続く

ティータイム

ウォーキングの効果が表れました。

数日前の採血の結果がでました。血圧120〜65  コレステロールすべて正常。
中性脂肪はもう少しで正常値です。
歩くだけなのにとても効果がありました。
きっかけはかかりつけの内科医の根岸大先生に
「このまま数字が上がりつずけるなら10年以内に
脳梗塞などで倒れる事は間違いないですよ。」
と言われたのがきっかけです。
皆さんも検査して運動をした方が良いですよ。


他院さんでの不思議なインプラント治療3

前回の続きをお話します。
まずメジャーなインプラント体の場合はインプラントそのものは骨内に入る訳ですから口の中に付き出る部品を取り付ける必要がある訳です。これをい一般的にはアバットメントと呼びます。
このアバットメントは何種類かの高さの違う物があり、歯肉の厚みや対合歯(かみ合う歯)との距離によって選びネジ止めかセメントでセットされます。この段階で歯型をとり、人口歯の作成を行います。
ところが前回にお話しした患者さんの場合はアバットメントを取り付ける事の出来ないチタンの棒なのです。その上落っこちている対合歯がそのままの位置で人口歯が制作されているのでお煎餅の様な形態になってしまったのでしょう。従ってまた脱離をくりかえすでしょう。上の歯の位置を変えてもそのインプラントはアバットメントを取り付けられないタイプの物で極限といっていいほど短く削ってあるのでちゃんと機能させるためにはそのインプラントを抜いてやりなおさなければなりません。
その患者さんは怖いから反対側で咬みようにしているとのことですが、なんのためのインプラントだったのでしょう。 きのどくなのは患者さんです。確かに備品がなければ安い治療費で出来るでしょう。
皆さんも学んでください。激安インプラントは材料や経験、知識がないから値段で勝負なのでしょう。
皆さんインプラントのトラブルはインプラントが悪いのではなく、術者に問題があるのです。百均ショップで物を買うのとは訳が違います。慎重に選びましょうね。

     

他院で入れた不思議なインプラント治療2

 さて昨年末のもう一つの落とし穴の続きです。
壊れたブリッジを外し、割れない設計のブリッジをセットしてメインテナンスやブラッシング指導を行い、異常がなければ半年後に受診という事で終了しました。ほっとしたのもつかの間、2週間程してから
その患者さんから予約がはいりました。私の頭の中には もしかして と思い当たる事があったのですが。当日拝見すると、作り直したブリッジの反対側に埋入されているインプラントの上部構造、いわゆる冠が外れており、手にはティッシュペーパーに包まれた脱離冠を持っていました。
その冠を見ると、まるでお煎餅の様な薄い物で冠というより1枚の板 という感じでした。装着してから1年くらいと言う事ですが、「よく持ったな」というような物です。そうです、予測どうりの出来ごとでした。 その部位は左下なのですが、歯を抜いて何年も放置したままにしたために上の奥歯が4ミリくらい落っこちてしまっているのでもう上の歯は1~2ミリで下の歯茎と接触しそうなままインプラントを埋入し、その上に冠を作ったためお煎餅のような薄い冠になってしまったのでしょう。おそらくまた取れますよとお話して一番強いセメントで合着して帰宅してもらいましたが、根本的な解決にはなっていません。その事については次回に書きます。



明けましておめでとうございます。

皆さん明けまして御おめでとうございます。 
昨年は大変悲しい出来事が日本や地球を遅い沢山の被害がでました。
直接被害にあわれた方々には「お気の毒です。でも頑張ってください。」と言うしかないのですが、
保障問題などの不透明な部分もかなりありますが、「立ち上がれ日本」という活気が濃くなってきたと感じるのは私だけでしょうか。私の医院も震災前より患者さんが増えているようです。
今年の皆さんに沢山の幸せが訪れる事を心から祈っています。


他院さんでの不思議なインプラント治療

 先日他の医院で入れてもらったインプラントの被せものが何回も割れて困っている。根本的な解決をお願いしたいとの事で受診した方がおりました。拝見した所、右下の奥歯3本がなく奥と手前にそれぞれ1本ずつ2本のインプラントが埋入され,その上にブリッジスタイルで3本の上物がセメントで合着されていました。その上物は自分の歯にかぶせる普通のセラミックスの冠で出来ており、焼き直す場合は1000度以上の加熱が必要なので口の中でそれを行う事は出来ません。壊してやり直すしか方法はないのですが、どうも樹脂か何かを張り付けてごまかしていたようなのですが、当然すぐに壊れます。困りました。壊して作り直しです。白い歯をどうしても入れたいのならジルコニアというセラミックでそれも万が一を考えてネジで取り外せる様な設計が一番安全です。歯を作ってまだ2年だそうです。
しかし造り直す以上有料となりますので気の毒なのは患者さんです。でもその方は納得して「よろしくお願いいたします。」と言って医院を後にしました。ただしこのケースにはまだ落とし穴があったのです。

  

不思議で愉快な思い出2

 通勤ラッシュにはちょっと間がある午後3時頃の事です。
こんなに早く帰れるのはめったにないのですが、電車待ちのホーム上でお蕎麦のにおいにつられて
確か一番安いかけそばか何かを食べ終わった頃30~35歳くらいのスーツ姿の男性が僕と入れ替わりに店に入り何かを注文していました。
僕は気にもかけずにやって来た電車に乗り、空いたいすに腰掛けました。
その直後に手に何かを持ったスーツ姿の男性が電車に乗り込んで来ました。
何気にその男性を見るとその人の手に持っているのはなんと蕎麦のどんぶりだったのです。
男性は動じる事もなく左手にどんぶりを、右手に割り箸を持ち「ずるっ ずるっとそばをたぐるとおつゆを最後の一滴まで飲み干しどんぶりを床に置くとかばんからタオルの様な物を出しはしとどんぶりをきれいにふくとかばんにしまい何事もなかった様に上の網棚に置き去られたスポーツ新聞を読みだしました。
僕は目が点になって一瞬放心状態になりましたが当時はやっていたドッキリTVかなと思い、まわりを見まわしましたがそれらしい様子は見当たりませんでした。
この出来事は今でも理解に苦しんでいます。
皆さんこんな経験ありますか、いったい何だったのでしょう?


学生時代のとても不思議で愉快な思い出

高脂血症の私がウォーキングを始めました。
約一時間で7〜8キロは歩きます。もう2カ月になりますが休憩は1日だけで他は皆勤です。
そろそろ採血をしようと考えておりますので同類の方々、乞うご期待を。

今回はインプラントトラブルの続きを書こうと思っていたのですが、突然学生時代のおかしくも不思議な出来事を突然思い出しましたのでその出来事について書きます。

突然思い出したのにもきっかけがあります。10日程前にテレビである女優さん(芸能界の事に疎いので名前は知りません。すいません。)の「不思議な思い出」みたいなインタビュー番組がありその方の思い出というのが僕が経験した事に似ていて、あっ という感じでよみがえってきたのです。
大学時代の私は飯田橋にある日本歯科大学へ秋葉原経由で自宅近くの与野駅から電車通学をしておりました。事件は秋葉原の京浜東北線のホームにある僕もよくお世話になった立ち食いそば屋さんから始まりました。


 

仕事の質が一部変わってきました。

 私がインプラントを埋入し始めてから27年が経ちます。当時は良い位置にインプラントを埋入するかに集中し、せっせとオペを行い、そのうちいかに長持ちさせるかが加わりました。そうする事によって
インプラント埋入後15年間で94パーセントに異常なしという自分の成績を残す事ができました。
ところがここ7~8年他の医院で入れたインプラントのトラブルの解決というのが急増してきました。そしてそのほとんどが基本的な事なのです。たとえば下顎の奥歯に入れたインプラントの位置が舌側に寄り過ぎているため上下の歯列がすれ違ってしまいどうやっても上下の歯が咬まない。インプラントの上部構造(上物)が歯肉にめり込み過ぎて炎症を起こして痛みがあり1年以上も熟睡していない。知覚異常を起こした。上部構造のセラミックが割れてしまい口の中でちょこっと白いものを足してくれるんだけど2~3日でまた割れる。挙げていくときりがありません。いずれももう少し様子をみましょうとかまめに消毒してみましょうと言われたものの1年以上も抜本的な解決がなされず、1年以上つらい思いをしたあげく見切りをつけて私を頼って来た方々です。ほとんどがインプラントを良く知っている歯科医でしたら解決できる事だと思われました。麻痺などの事はこの次に。

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